こんにちは。WATANABEです。
読みましたよ。かなり今更な感じしますがずっと読みたいと思っていた書籍「スクールカーストの正体: キレイゴト抜きのいじめ対応」。この本は内容がマジで濃いです。著者の頭が良すぎて感動します。言ってることがすごく納得できるんですよね。学校における人間関係のめんどくささをスクールカーストという理論にのっとって全て説明しちゃっているわけです。ここでは私がこの本を読んでの感想とこの本の内容をちょろっとご紹介して、皆様に共感を得てもらおうと思います。
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堀 裕嗣 (著)スクールカーストの正体: キレイゴト抜きのいじめ対応
スクールカーストとは?
そもそもスクールカーストとはなんぞ?という人のために軽く説明します。スクールカーストとはざっくりいうと学校にいる人たちをランク分けしたものとなります。そのランクは様々な指標により変わってきますが、重要な判断材料としてコミュニケーション能力があります。コミュニケーション能力の中でもスクールカーストを決めるにあたり特に重要なのが場の空気を感じ取り、協調していく能力と言われています。その他にも容姿、恋愛経験、クラブ活動、など様々な要素によって判断されます。
「スクールカーストの正体」感想
非常に理にかなった説明をしていて納得感がある
スクールカーストはどのように位置づけられるか、4つのコミュニケーション能力の要素によって説明しているのがすごく納得感がありました。スクールカーストにおいては周りのノリに合わせる力が重視されて、相手の気持ちをわかることができる能力はそれほど重要視されないという点はちょっとだけ悲しかったですが、それが現実なんですよね。人間のサガですかね。
学校の中でどういうことが起こっているか非常に分かりやすい
学校の中で暴力事件などが合った際、スクールカーストを元に考えればいろいろな事象が説明できると言っていて、実際に納得のできる説明をしていました。確かに僕の学生時代のあらゆる出来事はその理論で説明できるんですよねー。僕自身の経験においても納得できることが多すぎます。詳細はいいません。学生時代の苦い思い出ですので。(笑)
教師もスクールカーストの中にランク付けされているということに納得
この本を読んでいて、なるほどと思ったのが教師自身もスクールカーストの中で生徒と一緒にランク付けされているという点です。教師のカーストによって生徒の対応が変わってくるというものです。とてつもなく納得はしたのですが、そもそも上の立場の先生にもスクールカーストにランク付けされるというのはなんだか悲しい実態ですよね。学校社会はおそろしい!
引用が多く、若干読みづらい所もある
本書は非常に納得感があって面白く、分かりやすいのですが、一部引用を多用している箇所があり、その部分は読みにくいなと感じました。そのへんはじっくり時間をかけて読んでいかないと理解が出来なかったです。(僕の読解力の問題?)
読み物としては非常に面白く、一気に読めてしまう
この本は読み物としての魅力は非常に高く、一気に読めてしまうほどの引き込まれます。いわゆるお硬い文章なので、慣れない人にはすこし読みにくいかもしれません。僕は通勤時間にキンドルで読んでいたのですが、通勤時間があっという間に感じるほど読みふけってしまいました。
教職員の人は特に読んで欲しい
教職員の人は生徒たちの様々な問題を目の当たりにしていると思いますが、この本を読めば必ず役に立つように思えます。少なくとも学校内で起こっていることの理解度が上がるとは思います。僕は教職員ではないので具体的ないじめ対策などはあまりピンとこなかった部分もあるのですが、現場に立っている人は少なくとも僕より理解できるはずです。
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